組織と人事への高い興味と関心から、ナレッジと機会の豊富なPwCを選んだ

2010年4月にプライスウォーターハウスクーパース株式会社に入社後、組織・人事コンサルティングを専門とする部隊に配属。
これまで人事・年金デューデリジェンス、PMIにおける人事制度統合、年金・退職金制度統合、役員報酬制度設計など数10件のプロジェクトを経験。2015年7月に社内の部門間異動制度「OEP(Open Entry Program)制度」を活用し、M&Aの専門部隊に異動。PwCのプロフェッショナルとしてさらなるステップアップを目指す。

大学時代はダンスサークルで組織やチームの力を感じ、一人ではできないこともチームで実現できる楽しさを知ったという東山健さん。その経験を活かしたくて、組織・人事コンサルティングの門を叩いたといいます。そんな東山さんに、これまでの組織・人事コンサルティングの業務内容について伺いました。

大きなプロジェクトが自らを成長させてくれる

PwCに入社されたきっかけや目標は?

元々組織や人事コンサルティングに興味を持っていました。小中高ではバスケットボール部、大学ではダンスサークルに所属し、大会やコンテストに向けて毎日チームメンバーと励んでいましたが、いかに個々のモチベーションを高めるか、どのようにして組織力を向上させられるか、また良いチーム状態をいかに維持するかという難問に常日頃直面していました。その経験から、組織・人における課題を特定し、その活性化に向けた解決をサポートしていく組織・人事コンサルティングに携わりたいと強く感じていました。そこで、就職活動では組織・人事コンサルティング分野にフォーカスし、ご縁があって旧PwC HRS(Human Resource Service)から内定を頂きました。数あるコンサルティング会社の中でもPwCを選んだ理由としては、グローバルネットワークを持つPwCならば、より多くの機会やナレッジが得られ、世界中の優秀な方たちと一緒に最先端の課題に取り組んでいけると思ったからです。

もっとも印象に残っている成功体験は?

約3年の間、サポートさせていただいた年金改革のプロジェクトです。
企業の年金制度は、国の年金制度と同様に現役とOBのバランスが重要です。しかし、担当したクライアントの場合は、60歳以上の年金受給者であるOBが約2,500人に対して、現役社員は約1,000人という人員構成で、バランスが崩壊していました。そのため、会社が抱える年金債務や毎年の年金費用は経営に大きなインパクトを与えており、クライアントを悩ませていました。
そこでPwCは、年金改革にどのような選択肢があり、どのような費用効果があるかを考察し、そして解散という意思決定を促し、さらに解散するまでの実行支援を一貫してサポートしました。いうまでもなく、本プロジェクトの成否はクライアントにとって今後の経営を大きく左右するもので、失敗は許されませんでした。
このプロジェクトを通じて、企業の変革を起こすためには、施策の考案と同じくらいの時間と労力をコミュニケーションにかける必要があると感じました。会社存続のために自分の年金額を減らされるOBの納得を得ることは並大抵のことではなく、入念なコミュニケーション戦略を立てたことが本プロジェクトの勝因だったと思います。また、明快で一貫したストーリーは社内にも共通な認識をもたらせ、各関係部署が同じ目線で協働できたことも大きかったと振り返っています。大きな組織を動かすには、合理的にプランニングを行うと同時にそのプランニングをわかりやすく伝えることも大事な要素であることを痛感したプロジェクトでした。プロジェクトが終了した慰労会で、複数の部署の方々から直接いただいた感謝の言葉はとても印象深く、今も仕事の原動力となっています。

優れた解決策に加え、それをわかりやすく人に伝える努力が大切

もっとも苦労されたエピソードは?

ある不動産会社2社の組織・人事統合プロジェクトです。
人事制度の統合という分野も、プロジェクトマネージャーという役回りも初めての経験でした。加えて、クライアントは経験豊富であり、必然的に要求水準も高く、2社間の利害調整という複雑な課題もあり、大変チャレンジングな案件でした。プロジェクトの当初は、先手を打つことやスムーズなミーティング進行ができず、クライアントと良い信頼関係を築くことができませんでした。ただ、最終的には計画通りに制度の統合を完了させ、両社合わせて約1500人弱の社員説明会を大きな混乱もなく無事完遂させることができました。振り返ってみると、要所要所で問題のボトルネックとなっていることは何か(自分の専門性・知識、説明の仕方、議論の進め方、周りとの連携など)を考え、そのボトルネックに対して、上司や他の部署のサポートを頂きながら、解決していったことが好転のきかっけになったと思います。この案件では、対クライアントだけでなく社内のコミュニケーションの重要性を痛感させられました。

現在の仕事でやりがいを感じていることは?

企業が抱える問題に対して、相談を受け、解決方法を見つけ、問題を解決するという3つの機能は、どのコンサルティングも同じだと思います。
従って、思考力だけでなく、クライアントのニーズをしっかり掴み、クライアントを納得させる力も必要です。いくら解決方法がよくても、それが伝わらずに、相手に動いてもらえなければ実現しません。その意味において、担当するコンサルタントの総合的な人間力が試される仕事だと感じています。一方、個人の総合力が試されるゆえに、プロジェクトが成功したときには、会社や組織単位ではなく、コンサルタント個人として感謝されるので、そのような経験ができることは、この仕事の醍醐味だと思います。

今後どのようなキャリアを積んでいきますか?

これまでM&Aにおける諸問題に対して、人事分野の専門家として携わってきました。今後は、ビジネスの観点、マネジメントの観点でもM&A、企業統合を捉えられるようになれば、さらにクライアントに対してのバリューが発揮できると感じています。
中長期的にはM&Aという局面において現場のマネジメントも含めた経営支援ができるコンサルタントになりたいと考えています。買収や合併など、会社の社運を左右する重要局面において、戦略的かつ実務的なアドバイスのできる人材を目指していきます。そのためには、人事分野を軸として、企業戦略や財務に会計、そして法務、ITなど広い分野の知見と経験を積み、常にインプットを怠らずに、個人としてできることを増やしくとともに、PwCの広範なネットワークを活かしながらクライアントの課題解決に貢献していきたい考えています。

PwCで働きたいと思っている若い人に、応援とアドバイスをいただけますか。

PwCはグローバルで20万人超の社員をもつ巨大組織であり、無限の可能性を秘めていると感じています。一人の社員から見ると、PwCがこれまで培ったナレッジの宝庫をフル活用でき、社会に存在するあらゆる問題に対して優秀な社員の方々と取り組むチャンスにあふれています。好奇心が強い方、成長欲が強い方にはこれ以上ない環境だと思います。
そんなPwCの一員に加わって、PwCの守備範囲を一緒に広げていくことを大変楽しみにしています。

これだけは誰にも負けない得意技はありますか?

学生時代からストリートダンスに没頭し、TVのダンス番組にも出演経験があるので、社会人ダンサーとしては負けたくないですね。
観客を魅了するようなパフォーマンスを考え、カタチにすることは、私にとって創造性を刺激できる大切な時間です。