日本の自動車業界は、大きな変革の時を迎えています。
成熟した国内市場は縮小するとの見方が大勢を占める一方で、中国・インドといった新興国市場の伸びは著しく、その存在感は日ごとに増しています。また、化石燃料の高騰やCO2規制、環境意識の高まりなどから、ハイブリッドカーや電気自動車の開発は、業界各社の今後の存続をかけた重要課題となっています。「品質のよいクルマを作り、販売チャネルを押えていれば売れる」「人件費の安い海外に進出すればコストは下がる」といった時代は終わりつつあります。
これら外部環境の変化に対して、完成車および部品メーカーは、極めて緊急性の高い戦略から将来に向けた研究開発投資まで、幅広い対応が求められています。戦略の再構築を通じて、選択と集中を図っていくことが必要になりますが、その結果として従来の業界の枠組みにとらわれない戦略的な提携やM&Aが進んでいくと考えられます。また、ハイブリッドや電気といった動力機関の技術変革や高効率化、軽量化などに対応するための戦略的開発投資の重要性が一層増すことになります。
経営資源の集中とともに必要なことは、経営管理の高度化であり、経営状況を見える化しPDCAサイクルを構築することが急務となります。新興国市場に対しては、低価格車に代表される世界戦略車の開発から、現地での開発・生産機能の確立といったグローバル化が一層進むことが想定され、グローバルサプライチェーンの再構築や組織・人事、会計基準といった観点からグローバルな対応が可能な仕組みの構築が必要となってきます。国内市場では、自動車本来が持つ魅力を提起していくことはもちろんですが、ディーラー管理の強化や再構築といった効率化も併せて進められていくと想定されます。
これら広範囲かつ難易度の高い課題を抱える自動車業界ですが、製造品出荷額で全製造業の2割近くを占める日本のリーディング産業であることに変わりはなく、その盛衰が日本経済に与えるインパクトは甚大です。プライスウォーターハウスクーパース株式会社では、自動車業界のさらなる発展に貢献すべく、戦略策定の支援を行うだけでなく、それを具現化するために必要な経営インフラの整備、運用支援まで一連のサービスを提供します。
当社では、グローバルでの市場動向や見通しを情報発信するとともに、経営企画や管理、製造といったさまざまな現場でクライアントと向き合って課題解決を図ってきた経験豊かなコンサルタントが、業界に精通した最適なソリューションを提供できる体制を構築しています。自動車業界への深い洞察、また、グローバルかつ総合的なネットワークを生かして、自動車業界の発展に貢献します。
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