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グローバル需給調整構築

サプライチェーンマネジメントの構築にあたっては、販売、生産、調達、物流などある一部の機能の業務のやり方や組織のあり方を変革することにとどまるのではなく、企業全体の視点から機能・事業を横断的に変えていくことに挑戦するのでなければ、経営効果につながるSCMを構築することはできません。横断的な変革を推進するのに一番のキーポイントとなるのが、需要と供給というベクトルのまったく異なる業務を統制し、無駄な調整業務をゼロにしていくことで外部環境・内部環境の変化により迅速に対応するグローバル需給調整の実現です。

SCM改革は機能・事業を横断的に変革していく必要があるため、やみくもに手のつけやすい領域から進めたり、一部の部門や組織の声だけを反映して場当たり的に推進したりするのではなく、全社で合意したマイルストーンにしたがって客観的に進捗を把握し、実現状況を自己評価できるようなナビゲーターに基づいて論理的・効率的に推進する必要があります。

グローバル需給調整構築とは、サプライチェーンの成熟度段階を測定して需給の統制レベルを定義し、在庫基準に基づく需給調整業務を設計し、業務トライアルを経て運用を行い、業務の安定度・定着度を評価する仕組みを構築する活動と定義されます。

見える仕組構築により、グローバルでの需給調整を実現していく前提条件である「実績情報・計画情報の可視化」と「勘・コツ・経験から情報に基づく判断・指示」を達成することができます。

主なコンサルティングテーマ

プライスウォーターハウスクーパースのSCMコンサルタントは、主に以下のような課題の解決に取組んでいます。

業務/ITアセスメント

業務品質とシステムの観点から企業全体および事業部/拠点のSCM成熟度を測定して現状のレベルを客観的に評価し、課題を短期間で抽出します。

需給調整業務設計

需給調整業務の5つの視点(セグメント、SCMモデル、業務プロセス、組織およびIT)により業務のあり方を整理し、ビジネスモデル別の業務プロセス・組織テンプレートを利用することにより、短期間で漏れのない業務設計を実現します。

在庫基準策定

在庫基準は、在庫水準をコントロールするために日常オペレーションの問題発見、需給調整の必要性の発見および在庫目標との整合性の確保の3つのポイントで活用できている必要があります。在庫基準設定では、客観的な在庫基準の導入と在庫基準業務プロセスの明確化を実施します。

業務トライアル

新業務プロセス・ルールに則って、トライアルを行い、設計どおりに実現できるかどうかを検証します。問題点・抜け漏れについては設計を修正し再度検証を行うことで、新業務プロセス・ルールを完成させます。

業務評価

グローバル需給調整の仕組を構築するにあたり、関連する各部門が、需給業務設計で定めた業務ルールに基づき業務を適正に実行しているかを客観的に評価し、業務の定着化・業務レベル改善を促進していきます。